行かないで |
―何処ニ行クノ?―
声を枯らして叫んでも
君は微笑み遠ざかる
―僕ヲ置イテイカナイデ―
伸ばしたその手に何かが触れる
冷たい冷たい・・・見えない壁
僕の両手は君には触れない
君の笑顔が遠ざかる
あっちのモノが遠ざかる
大切な人、嫌いな人、名前も知らない人―
僕の傍には誰もいなくて
切り離されたこっちの世界
君に触れるコトのない世界
ココニ一人デイレル程、僕ハ強クナイ
お願いだから
僕を置いて行かないで
お願いだから
僕の名前を呼んで
お願いだから
僕ノ傍ニ居テ
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凛サマのコメント
・・・はい。なんともむちゃくちゃでした。
「あっち」っていうの、凛は過ぎていく時間と認識しました。
別に封神されていく人(wj、光栄どっちでも)でも応用きくと思うんですが・・・
過ぎていく人達・・・その過ぎていくモノ、(時間含む)に触れられない、
「こっち」にいる僕・・・「こっち」っていうの、実は電車がもとです・・・
凛は「僕」の心と考えましたけど。周りの人や物って、現実の方では行っちゃいます もんね。心のなかには残るですけど。
あ、「名前を呼んで」とか、「触れる」とかはぬくもりにって・・・いうんだとおも います。
・・・ヤ●イ系じゃないです・・・(←いちいち言うな!!天誅!!!!) (注)あくまで凛の感じ方です。解釈はどんなでも構いません。
浪老子のコメント
いいですね〜こういう感じの好きです。
WJに当てはめるなら第17部「風の分岐」の「第151回 太上老君をめぐる冒険―雲間に揺れて風立ち去りぬ―」
で、桃源郷に行く途中の「過ぎて行った人達――」ってところあたりですね。
「どうか遠くに行かないで、僕の知らないところに消えないで
僕の傍にいて」という切な気持ちが伝わってきます。
すっごく切ないです〜。
さらに、対のこちらの詩とあわせて呼んでいただければ奥の深さは更に倍になります。