風と言う名のアルバム

命が透けて見えた時
君はアルバムに入っていった

空が柔らかに見えた時
樹々が透けてみえた時
風が流れになった時

僕の中で何かが弾けて
世界に命が満ちてきて
透けて靡いて吹き抜けて
包んで見えて美しくって

君は
世界に命を吹き込んで
僕に命を吹き込んで
僕にざわめき吹き込んで

僕の前から姿を消した

色あせるコト
絶対にない
セピアとカラーのパノラマに
君は笑って佇んで

僕の中で微笑んで

暖かい風
吹き抜ける風
透けた樹々を揺らす風

―この世界 ―

みんな君がくれたモノ

僕は君を忘れるでしょう
だけど覚えているでしょう

記憶の中で
眼の前で

君は笑っているのだから
世界が存在してるのだから
僕が見つめているのだから

アルバムの中の君のコト
いつか 僕は忘れるでしょう
だけど 覚えているでしょう

君のくれた命

君のくれたモノが在る限り

ずっと変わらない

                   君と

    僕と

                                 世界が

                                                   在る限り

 

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凛サマのコメント

部活してた時、風が吹いたので・・・。

だんだん意味わかんない詩になってきましたね・・・(汗) すいませぇん!!

この詩の場合の「世界」は見える景色を表しています。・・・・・・・・・多分。 (弱気やな!)

BGMはサウンドトラック「天」の「幼き日の思い出」もしくは「風の通り道」by トトロでどうぞ。


浪老子のコメント

毎回アップ遅れてすみませ〜ん!

凛様の「別離」の詩です。なるほど。BGMに合わせて読むと

気持ちが癒されるというか、詩の世界に溶け込めるというか・・・

木々がざわめく空間の中で、風に吹かれながら、「風という名のアルバム」は思い出させるのですよね。

「消えていった君」の事を。

色あせることは無いけれど、忘れることも無いけれど、

それでもいつかは忘れてしまう、この哀しさ。空しさ。

よく表れていると思います。

素敵な詩をありがとうございました!


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