〜誘い〜  十四

 

 


聞きたいよ君の声

傍にいれば煩わしいのに

聞かせてよ君の言葉

空に輝くあの虹のように


君はいつも傍にいたね

頼んだ覚えはないけど

君は隣に座るよね

話す言葉も無いけど・・・


何も持ち合わせることなく ただ

君の存在だけを感じるよ

僕には愛も涙も 無くて

ただ虚しい 心の傷が 痛む―


だけど

泣かないで 大切な人

君は僕を満たす翠(あお)い草原

僕は君を守る青い空

いつかこの手で微笑みを君に―

 

 

 

 

 

 

戻的桃源郷